TOM

マンハントのTOMのネタバレレビュー・内容・結末

マンハント(2018年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

高倉健及び彼が出演した義侠映画へのオマージュである冒頭のチャン・ハンユー登場シーンから、小料理屋でのアクションシーン(キック・アス風)、死体の第一発見者である家政婦の「この男が犯人よー!」発言、カーアクションのシーンに突然ぽつんと現れる鳩小屋、敵役である國村凖の目的が実はTウィルスによる「人類の進化」だった等、香港映画らしい唐突かつ無意味、ゆえに愉快なシーンも多い。

しかし残念ながら、ファムファタールを演じるチー・ウェイは日本と中国のハーフという設定で流暢な日本語を話すがそれは全部吹替だったり、竹中直人のセリフのほとんどがリップと合ってなかったり、鑑賞のノイズとなり落胆する点も多々。

名優揃いなのに全出演者の演技が下手クソに見える中、福山雅治だけは安定した取組を見せる。その存在感は、日本人なら木村拓哉、世界的にはトム・クルーズに匹敵するレベル。福山雅治ひとり勝ち感はある。

福山が主演で良かった。そんじょそこらの役者では観れたもんじゃなかった。
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