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マンハントのRのネタバレレビュー・内容・結末

マンハント(2018年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

自宅で。

2018年の中国映画。

監督は「ワイルド・ブリット」のジョン・ウー。

あらすじ

天神製薬の顧問弁護士ドゥ・チゥ(チャン・ハンユー「ロクさん」)は出席したパーティーの翌朝、目を覚ますと天神製薬の酒井社長(國村隼「見えない目撃者」)の社長秘書である希子(TAO「ラプラスの魔女」)が亡くなっていた。殺害の汚名を着せられ逃亡するドゥ・チゥだったが、大阪府警の矢村(福山雅治「ラストレター」)がその跡を追う。

高倉健主演の1976年の映画「君よ憤怒の川を渉れ」のリメイク作品ということで、それなりに気になっていて、この度Netflixで鑑賞。

うん、結構ひどい映画でした笑。

ひどい映画というのは世に数あれど話部分がつまらない、絵的にしょぼいというよりも、まず今作を見始めて俺が思ったのは…

聞き取りづれーー!!その一点。

日本が舞台ながら、資本は中国ということで、中国語でキャラクター同士が会話して、日本語字幕が入るのはわかるんですよ。

ただ、日本人キャスト同士が話す日本語がオーディオ機能死んでるんかってくらい聞き取りづらいっ!!

マジで何言ってるかわからなすぎて、何度も巻き戻したわ!!

邦画において、その会話は時々(特に小品作品に多い傾向にある)、聞き取りづらいことはあるが、ここまで何言ってるかわからないのも珍しい。

おまけに今作、キーパーソン役にチー・ウェイという中国女優が登場するんだけど、遠波真由美という役柄上、日本人なはずなのに、日本語カタコト笑。なのに、母国語である中国語は当たり前だけどネイティブでペラペラ…っておかしくないか?

途中、日本語が上手く話せるシーンもあるにはあるんだけど、そこは吹き替えなんかい!!

いや、もうそれだったら無理に日本人にするんじゃなくて中国人設定にするか、この人じゃなくて他の日本人女優を引っ張ってくればいいのではないかなー!!


あと、今作の監督はジョニー・トーということで彼のトレードマークである「スローモーション」「二丁拳銃」「鳩」の演出も健在(2長拳銃はなかったかな?)なわけなんだけど、ドゥ・チゥのピンチを鳩が目前を飛び立つことで回避するとかなんつーか、差し込み方が強引過ぎてほとんどギャグだよ笑。

あと、冒頭の撃ち合いのまるでコントのような感じとか、女殺し屋同士(ぽっちゃりの殺し屋って斬新だなー笑)のあまりにも古臭い日常演出、そして貧困者キャンプから逃げ多せるドゥ・チゥのバックでそのシーンと似つかわしくない何故かジャジーなBGMと、なんだろう演出の一つ一つが恐ろしくミスマッチな感じが笑けてくる。

ただ、ドゥ・チゥと福山雅治演じる矢村が手錠に繋がれてのコンビネーションだけは光っていて、特に中盤の福山雅治の日本刀アクションはカッコよくて、やっぱ福山雅治はこういうところでもちゃんとスターだなぁと思ったり。

まぁ、でも良かったところはそれくらいで、これじゃあ高倉健も草葉の陰で泣いているよ。

まぁ、笑えるという意味では俺自身楽しませてもらったけどね。
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