数年前にALSの友人のお手伝いをしていた友人の話が､最初から最後までずっと頭の中を行ったり来たりしていて集中出来なかったというか､むしろ感情が入り過ぎた💦
友人の話通りの症状。
暑い夏の日トイレにはまって数時間もそのままの状態で人を待つ姿｡乾燥する喉の痛みで飴を欲しがり､そのうち言葉も途絶える。意識はしっかりしているのに体が言うことをきかないジレンマ｡そして彼女は一人ぼっちだった。もちろん延命治療も行わない。
この主人公はALSの中でも恵まれている方だと思う。妻の愛と子供や友人に囲まれ､何より著名人で金銭的にも。
視線で選ぶキーボード､音声合成機器の存在は初めて知った。凄い画期的｡尊厳死を考えている人もこれがあれば考え直すかも知れない。もっと多くの人に気軽に利用出来るようになれば良い。
多くの人にこの病気を知って貰う点ではとても良いドキュメントだったと思う｡
だけど何ていうか､もっと悲惨なALS患者を知っているからやっかみも出てしまう…ダメだな自分。
