『クワイエットプレイス』のジョン・クランシスキー監督、出演作品。
『クワイエットプレイス』で家族、父の存在を描いたクランシスキー監督は家族を描くことが好きなんだろう
監督処女作である今作はタイトル通り「家族」をストレートに描いている。
脳に腫瘍が見つかった母親を中心にそれぞれが隠していたことが浮き彫りになっていく
不器用な「家族」を描いた傑作として『リトルミスサンシャイン』が浮かぶがこちらは息子たちがおそらく中年にさしかかるおっさん2人兄弟。
ふたりの絵面は深刻な分、笑ってもしまう。
中盤まではすごくいい雰囲気でラストにさしかかるシーンでいよいよ家族が「ある車」に乗ってある場所に向かうシーンはクスッとさせられるが病ものってのは難しいな、と思う。まして家族もの、となるとそうそう傑作はうまれない。
個人的には『クワイエットプレイス』の方がしっかりと家族を描いているように感じました