思考実験は楽しいけど、そこに着地するか…という感じ。タイトル通りだから家族の話でいいんだけど。
災害時に単身の人は死ねってことかな、独居おばあちゃん早々に殺してたけど。
そこを乗り越える人と人とのつながりが見たかった。
「田舎の善き人」なら助けてくれるってのも文字通り牧歌的すぎてキツい。
それなら移住の問題も起きてないはずだし、
牧畜産業の飼料、農業の種苗、水産業の孵化、養殖など、すでにどんだけ物流やテクノロジーが関わってることか。
地引き網で天然の魚がバンバン獲れればみんな苦労しないよ。SLの石炭は国内で手掘りなんすか。
もちろん、そんなモロモロ含めてファンタジーとして原点回帰なんだ、もう一度大切なことをみんなでリマインドしようという姿勢は間違ってないし好きなのに。
映画的にも、カツラとか、葵わかなが復帰後に織物を持って通学するとか良かったけど、
そんな小物での描写が、映画的良さよりも、「表面的なガジェット頼り」という浅さに感じられてしまうのは、やっぱり本筋に共感できないからなんだろうなぁ。
「サバイバルおっさん」じゃ物語にならないし…
「サバイバルおばあちゃん」はちょっと面白そう。