このレビューはネタバレを含みます
この世界観おもしろい!
突然電気が使えなくなった時、どう乗り切るのか?
「明日には戻るわよねぇ」「ろうそく買いに行かなくちゃ!」なんて話してたり、電車が止まってるなかわざわざ歩いて出社したり、リアルだなぁと思った。
電気に支配された今の生活で、映画と同じようなことが起きたときに、生き抜く知恵があるのは高齢者だと思う。
わたしたちは電気に囲まれた便利な生活しか知らないから。
知識と知恵って大事なんだなぁ。
子どもたちが少しずつたくましくなっていき、のほほんとしていたお母さんの交渉力に助けられ、お父さんはカツラを大事にする。
うそです、子どもに嫌われる典型的タイプ(判断力が低い、子どもの気持ちに寄り添った叱り方ができない、行動に筋が通っていない)だったお父さんも、挫折と困難に立ち向かいながら成長します。
コメディとしてクスッと笑えるシーンはあるものの、全体を通してそこまでコメディ色は強くない。
それでも最後まで観てしまうような映画でした。
自転車で鹿児島を目指すのはいいとしても、シャワー浴びられないのはつらいな〜〜〜〜〜〜