【必要なのは、便利な最新アイテムではなくて、知恵なのだ！】
明日9月6日で北海道胆振東部地震から丸２年が経ちます。あの時は必死でいろんなことを調べて、これからの暮らしのあり方も考えたのですが、２年たった今、自分は本当に備えることができているだろうか？と言う気持ちで鑑賞したのが、この作品です。
劇中の、最初の何日間かブラックアウトになる描写は、あの時を思い出しました。スーパーからものがなくなる。レジが打てなくなる、信号が止まる、ロウソクの灯りでご飯を食べる、そして…星が綺麗だということに気づく。２年前北海道で、私たちが経験したようなことでした。
この映画は、まだまだ続きます。彼らは、一週間や10日では終わらないんです。本当の意味でサバイバルすることになります。大事にしていたスマホは電源さえつきません。必要がなくなります。この映画の中ではラジオも入りません。持っていても意味がなくなります。食べ物、飲み物も途中で尽きてしまう。
そこで、大切なのは、知恵。どうやって火を起こすか。寒さをしのぐのか。道具を準備しておくこと。日頃から、防災に対する意識を高めておくこと。そして、知ること。一見関係ないようなことが、知恵となることがあります。
忘れそうになったら、何万回でも見返したい…そんな作品です。
