このレビューはネタバレを含みます
突然難聴に襲われたメタルバンドのドラマーの話。
序盤、日常の中で本当にいきなり難聴になってしまったのが生々しい。絶望しかない…
そこから支援施設へ入居する展開までのスピード感、自分ごととして考えてみたらとても辛くなった。
場面に合わせて、音の聴こえ方が頻繁に切り替わる。ノイジーで不快感があったけど、難聴について考えるきっかけになったので、とても良い演出だなと思った。
施設の子供とルーベンとの滑り台セッションがグッと来た。
ずーん…とする終わり方だったけど、急に終わったと感じるくらい2時間あっという間だった。
ルーベンの選択も、ジョーの理念もどちらも正しい。
ただただ辛かったので、ルーが最後まで優しいパートナーだったのが救いだったな。
もしも自分の身に同じことが起きたら、どう生きていくだろうかとちょっと考えた。