このレビューはネタバレを含みます
すばらしい映画なんだと思う。
だが自分にはつらすぎた。
人生に苦楽という2つの側面があるとして、ひたすら「苦」の時期に寄り添っているような映画。
最後に見せたルーベンの微笑みは、文字通り何もかも失い、最後に補聴器を外して、完全なる静を手に入れた悟りの境地なのかも。
でもルーベンのその後は?
お金も家も家族も恋人も音楽も
拠り所とする全てを無くした聾唖者。
どうしたらいいの?
あの後、自死を選んでてもおかしくない。
つらくてつらくてつらくて、自分は見てられず何回かに分けて視聴したほど。
ルーベンの人生に幸多いことを祈る。