このレビューはネタバレを含みます
すっごく良い!結末どうこうでなく、人生の道のりが描かれてる。
聴力を失わずとも、好きなことも好きなひとも過ぎ去って、自分がただ立ち尽くしているだけのように思えることって自分にもある。
「最高だったあの頃に戻りたいなあ」って 思い出のひとと思い出の場所を訪れても、もうあまりしっくり来ないときとか。
ラスト、シチュエーションとしては絶望だけど。この主人公はもう、静かな世界で考えふけることができる。元に戻ることじゃなく前に進む道を選ぶ強さがあってかっこよかった。セリフありきの映画でなく、言葉じゃないところに感情がたくさん乗ってた。