今年一番の感情移入はいりました。孤独、ペットロス(ピートはペットじゃない)の自分にはブッ刺さりカーニバルよ。そうか今ワシがいるところは荒野なんだ。
家庭に恵まれない少年が自分のやり甲斐を見つけてそこで才覚を発揮する的な作品かと思ったら、あらぬ方向に。僕の予想は大甘で、この映画こそ現実。「自分の力でなんとかせい」とつい考えてしまうけども、あれラストで泣いている僕は一体。チャーリーこそ真の強者じゃないか。
実は自分が世界では孤独であることに気づいてしまった少年。多かれ少なかれそういう瞬間は誰にでもあると思ってる。むしろこの瞬間が無いやつはろくでもないんだということを、チャーリーとピートが証明してくれる。孤独がいつか「孤高」に達するまで荒野を歩くよ、俺は。