Keitan

荒野にてのKeitanのレビュー・感想・評価

荒野にて(2017年製作の映画)
3.0
『家族の愛情を求め旅する少年のお話』

20191029 122
レビューの評価も高いので視聴。ボーイ ミーツ ホース?始まりの、ロードムービー展開で、この物語はどこに連れて行かれるのだろうと途中ちょっと不安になった。

ダラシない父親と二人で暮らす15歳の少年。母親の顔も知らず学校にも通うこともできない貧困家庭の少年が主人公。殺処分か決まった競走馬のピートに同じ境遇を感じてか逃避行が始まる。旅の途中途中で頼れそうな大人は現れるものの結局は一時的に助けてくれる他人で、唯一信頼し母親の代わりとなれる叔母さんを探し求める荒野をさまよう。少年の孤独が徐々に浮き彫りになる過程が涙を誘う。

‼︎ 以下ネタバレ ‼︎

個人的には本人の境遇と逃避の動機がハッキリ感じられず、幾度も警察に捕まらないご都合主義な展開など、あまり共感できなかった。演出は終始抑えめだが、少年が信じた唯一の愛に辿り着き抱きつくラストになって、ずっと静かだったBGMが一気に鳴り響く演出も逆にわざとらしく感じられ興醒めだつた。

唯一後半の衝撃的なシーン(手綱が切れて逃げた馬が車に轢かれて死んでしまうワンカット)には目を見張った。