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薔薇の眠りのesのネタバレレビュー・内容・結末

薔薇の眠り(2000年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

個人的にロマンスじゃなくてサスペンス調にしたら面白い設定だと思う。
見終わった後にプロヴァンスでの描写を思い返してみると納得できる。子供達は常に彼女の素直な気持ちを代弁していたし、ウィリアムはNYでの彼女の交際歴に近い男性像、友人役のジェシー(母親)は気持ちを整理するための役割をしていた。
精神科医にかかっていたのも、男性との出会いもニューヨークが先。プロヴァンスでの出会いは肉屋のくだりといい、どこか夢らしさが漂う都合の良さ。
プロヴァンスの生活で存在したものがNYには存在するが、逆はない。

そこそこ布石が敷かれていてクライマックスに向かうのだけれど、ここの演出があまり上手くない。サスペンスを撮り慣れている監督が撮った方が良かったかもしれない。

関係ないけれど、誕生日の日にあんな感じで家に居られたらビビる。
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