あゝ、荒野 前篇のふるちのレビュー・感想・評価

少年院あがりのギラギラした青年と床屋に努める赤面症で内気な青年、そんな二人がプロボクサーを目指す話。明日のジョーのような泥臭い昭和感満載な展開の中で、時代設定が近未来という不思議な物語。愛に恵まれずに育ち、怒り悲しみの心情を丁寧に描かれて作品として評価できるものの、自殺防止プログラム等の近未来設定が物語に邪魔してきたのが減点。