このレビューはネタバレを含みます
2000年代に放映されていた大人気ガンダムシリーズの続編映画。
ちなみに今回のレビューは映画ではなく、好きなガンダム作品という観点からになります。
機動戦士ガンダムのオマージュとして作られた本シリーズ。
オリジナル富野由悠季監督のひねくれたアート作品とは違い、多くのオーディエンスがいかに喜ぶか、ワクワクさせるか、ガンプラを買わせるか緻密にマーケティングされた娯楽作品だった。
さらにガンダムの古参ファンも唸らせる80、90年代のサンライズロボットアニメのオマージュ演出が素晴らしかった。
放送終了後、不評だったキャラクターの人気を爆上げさせて、憎悪に満ちていたオーディエンスを浄化させた。またシリーズ特有の序盤ストレスからクライマックスにかけてのカタルシスも健在。2時間という限られた中で各キャラクターの魅力も活かしきった感じ。
福田監督のアレンジャーとしての仕事は天才的と感じされる作品。