RyanMihawk

BLAME!(ブラム)のRyanMihawkのレビュー・感想・評価

BLAME!(ブラム)(2017年製作の映画)
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面白かった…!
正直こんなに自分に刺さる映画だとは思わなかったので衝撃的だ。
CGアニメは伝統的なセルアニメなんか知らねーよ!くらいの方向にぐいぐい進んで欲しいものですが、その可能性を感じれた。

鎧についた細かい傷のタッチ!手の甲の装甲のディティール!焼け爛れたシボ!広大な美術と圧巻のライティング!均衡美と違和感が奇跡のバランスを保つシボのシルエット!なにもかも洗練されていて目が離せなかった。
とくに傷のタッチや装甲のディテールなんかは見てるだけで涎が出てくる。外骨格のような鎧のラインも裸を見るよりセクシーでたまらなかった。その辺は最早フェティッシュの領域なんだろうけどそういうものを見せてくれて嬉しい。ここまで喜ばされるなんて屈辱的ですらある。
万人受けするような作りになってないと感じたのも好感。
音もうるさくなくて画とカッティングでひっぱる!もたせる!という確かな気概と実力を感じた。兎に角素晴らしい!

自然物のいっさいない無機質空間もCG向けで最高だし表現内容と表現方法の幸せな結婚という感じで惚れ惚れする!
短尺でシンプルな貴種流離譚に仕上げているのも最高に痺れる!

次回作はゴジラの筈!
楽しみ過ぎて夜も眠れないな!
RyanMihawk

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