信玄様こそが、天下泰平を
もたらす―――
…と信じて仕え、身命を賭す、
武田の歩き巫女たち。
戦国史や時代劇に通じた方なら
“歩き巫女”に関してはもう
ご存じの通り。
だが本作では、当の信玄は
エロジジイ以外の何物にも
見えない。(笑)
頭領の望月千代女は、首尾を
報告する度に、信玄の慰み物
となるし。
そうした間にも、武田に虐殺の
限りを尽くされた恨みを持つ
者達が次々と襲って来るのだ。
…本当に、このエロジジイが
天下を治めるに相応しい
度量の持ち主なのか…?
―――ズバリ!誰がどう見ても
答えは「否」!!(笑)
オカマにしか見えん信玄の奥方
とセットで、小物感満載な
最期を遂げる様子がアリアリと
目に浮かぶ。☆
裏切者は誰だ!?的な
ミステリー要素や、切ない?
ドラマも、スッカスカな梱包の
詰め物にすらなっていない。
かわさき監督作品は、もう
お腹いっぱいで胸やけしそう。
でもあと3本だけ観よう。(笑)