岩嵜修平

HiGH&LOW THE RED RAINの岩嵜修平のレビュー・感想・評価

HiGH&LOW THE RED RAIN(2016年製作の映画)
3.3
応援上映のないハイローなんて、付け合せの無い安いステーキのようなもんだ。不味くはないけど、物足りない。
しかも、今作はシリアス寄りに作っていたから、応援上映向きでもないかも…。
マーベルシネマティックユニバースの中の立ち位置としては、リブート後初期のキャプテンアメリカ的な路線かな。改めましてのキャラクター紹介。ということは、これから、アイアンマンもマイティソーもある訳で少し楽しみ。
あの大人数対大人数のアクションシーンがハイローの醍醐味の1つ(1作しか見てないけど)だと思ってるんだけど、赤雨は三兄弟対ヤクザだから、その楽しみも半減。
てか、目的達成するために、もっとSWORDなり巻き込んだ方が良くね?目的に対してもっとシンプルに作戦組んだ方が良くね?と思うけど、敢えて、遠回りして、アクション増やしてこそのハイローなんだな。
ジェイソン・ボーン観た後に観るべき映画じゃなかった。やたらと編集処理が目立って見えた。
こんな濃い兄弟の長男となると斎藤工くらいのド濃い顔を連れてくるしか無かったんだろうな。LDHファンを納得させる意味でも。
斎藤工は良かったです。真面目にやればやるほど少し笑えてくるのは、前作の琥珀さんに通じるかも。
吉本実憂の役はE-girls周りでも良い訳で、何で敢えて?と思ったけど、作品全体として芸能界において今のLDHが置かれている状況を描いているのだとすると、大手事務所との兼ね合いなのかしら。
エンドロール後は卑怯です。あんなん、笑うしかないだろ。
岩嵜修平

岩嵜修平