ゆきひと

映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険のゆきひとのレビュー・感想・評価

3.4
平井堅と作画が神。

セル画のような色彩が南極の氷の涼しさや友情の暖かさを上手に映し出していた。

展開もテンポ良く進み、飽きずに観ることができる。しかし、テンポはいいものの南極の地下に向かうまでに多くの時間を費やしてしまい、のび太一味とゲストキャラの邂逅が映画の後半からになってしまう。そして冒険先で一泊して翌日に決着がついてしまうので少々物足りなさを感じた。事件の発端もゲストキャラが遺跡の目を覚まさせてしまったことによるもので、決着の仕方もあっけなかった。細かい仕草や風景、古代遺跡、ひみつ道具のディテールなど、視覚的な描写が非常に丁寧で目がワクワクする映画だった分、ストーリーがいまいちだった。

毎回だけどやっぱドラえもんはかわいい。
ゆきひと

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