韓国産ゾンビ映画はジョージ・A・ロメロの王道ゾンビ映画と系譜を同じくしていたが、それ故になんの独創性も驚きもない映画だった。
特急列車の中でのサバイバルだが、特急列車という舞台を全く活かせず、ロメロの『ゾンビ』のショッピングモールが狭い車両に変わっただけという印象。
ストーリーも自分勝手な主人公が周りと反発し合いながらも協力し、窮地を脱するというもの。何度観たことか。
韓国の学歴社会と格差を象徴するオヤジがいるが、これがあまりに屑なので、こいつがやられると観ている韓国人の多くや、格差社会の被害者たちは嬉しい。
この映画は個人的には『アイ・アム・ヒーロー』よりは面白かったと思います。