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ダゲール街の人々のoyamaのレビュー・感想・評価

ダゲール街の人々(1976年製作の映画)
4.0
かつてそこにあった、今はもうない、ダゲール街の人々と暮らし。
肉屋やパン屋のの手捌きとか、香水屋の役割の多さとか(ボタンの売り方!)、その些細なリアルが記録されていることに、大きな意味を感じる。ディティールに心が持っていかれる。

認知症になっても、当たり前のように馴染んだ店のなかで過ごすことができる時代だったことも伝わる。あえてそうとは言わずに描く、というのも良い。むしろ彼女がまとう魅力として描いている。
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