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スプリットのmylifeのレビュー・感想・評価

スプリット(2017年製作の映画)
3.6
伏線回収の巻。「アンブレイカブル」と「ミスター・ガラス」を最近になって観たけど「スプリット」のみタイミングが合わず今頃になって再び触れてみた。

一度観ていたとは言え、その時はシリーズものと知らずに単品だと思って観ていたのでレビューは「アンブレイカブル」を観てからでもいいや…と後回しにしていた。

「アンブレイカブル」→「スプリット」→「ミスター・ガラス」の三部作。M・ナイト・シャマラン監督の作品。

でも「アンブレイカブル」と「スプリット」はラストシーンを除けば直接的な結び付きってのは特に無いのかな。でもその分「ミスター・ガラス」と、その2作品とは大きく関わっているが…

そんなこんなで、何処かスッキリしないので「スプリット」を再鑑賞してみた。もう「ミスター・ガラス」まで観ているのでケビンが、どういう人物なのかは存分に味わっている。

23の人格を持つ解離性同一性障害と言う、とてつもなく難解な役柄をジェームズ・マカヴォイが巧みに演じ分けているのがまず凄まじい。ビーストは更に圧巻なのだ。

「アンブレイカブル」の佇まいと「スプリット」の異常な世界観を掛け合わせた「ミスター・ガラス」は類い稀な展開だと今更ながらに感じてしまう。

それはつまり、本作の狂気のような存在がいるからこそなのかな。シャマラン監督の作品は、なんやかんやで楽しめてしまうので、これからも追いかけようと思う今日この頃。
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