すごい話だ。
こんな設定思いつくこと自体驚きだけど、後半の展開とか誰も予想できないよね。
実は感動してしまう話。
重厚な後味。
主人公のケイシーがすごく良い感じだね。
ケイシーはボッチのちょっと変わった少女。
多重人格者ケビンに少女達が誘拐され監禁され、そこからどう抜け出すかみたいなシチュエーションムービー的な感じと、ケビンの謎多き行動と、ケイシーの過去のフラッシュバックが同時並行的に進んでいく。
徐々に収束していって、なのにどんどん壮大になっていく展開に目が離せない。
多重人格は、自分を守るために作られるんだね。
弱い自分をどうにかしようと苦心した末の症状だと思うと、何だかとても切ない。
苦しみ抜いた人に救いを与えるかのような展開は胸を打つ。
序盤からずっと話に出てくる「ビースト」とは何なのか。
それがわかったとき、何だかとても印象深い映画になった瞬間だった。
誘拐されて客観的には絶望的な状況なのに、性格の良い人格がちょいちょい出てきて普通にコミュニケーション取ってくるのがなんかシュールで面白い？というか妙な感じだった笑
