いずぼぺ

関ヶ原のいずぼぺのレビュー・感想・評価

関ヶ原(2017年製作の映画)
3.4
博打を打たずして、天下をとる者がおろうか。

あの原作を読めば映像化したくなるのはわかる。でも、向くものと向かないものがある。本作は向かない。大河ドラマぐらいの長さがないとこの濃さは描ききれない。
登場人物も多く、血縁関係や利害関係も複雑なので人物の背景を理解しながらストーリーを追える方はよっぽどこの時代にお詳しい方なのかいずれかの家中とご縁がある方に違いない。
意欲的な作品であるがために、ストーリーが散らかり気味だったのかも。

ロケ地はどこも素晴らしく、よく計算された構図であることに喜びを感じた。
あ、あそこやーんとかこないだ行ったねーとか。連休あたり関ヶ原いってみたいなぁ。

ここまで登場人物が多いと、映像より本で読む方が分かり良いのよね。
心意気が伝わるだけになにかと惜しいと感じてしまう作品。
47