このレビューはネタバレを含みます
うーむ…。
天下分け目の合戦「関ヶ原の戦い」。
高校生なら誰でも知るこの戦い、実は開戦からたったの6時間で勝負がついてしまった。
その結果東軍・徳川家康が勝利し、250年にわたる江戸幕府が始まるのだけど…この作品は、負けた西軍・石田三成からみた関ヶ原を描いている。
2年ほど前に江戸東京博物館で開催された「大関ヶ原展」で関ヶ原の戦いの面白さの虜になり、司馬作品未読ながらも期待して初日に鑑賞したのだけど…
結果としては、残念だった。
なんせセリフが聞き取りにくい。臨場感をもたせたいが故のたたみかけるような演出と思いたくても、昔の言い回しも相まって本当に聞こえなかった。
2時間半に収めるにはあまりにエピソードが多すぎるのだろうけど、全体的にぼやっとしていて事前の予習なしには話についていけない人がほとんどかなと思う。
私自身が薩摩びいきだったり、直江兼続の場面がちょっとしかなかったから不満なのもあるけど…どうして戦いに加担しなかったのか、三成頼りなさすぎ…となってしまうのは悲しいし。
三成からみた関ヶ原だからこれでいいのかな?やはりもやもや。
原作読まずには語れない。
願わくばまた、「大関ヶ原展」またやってくれないでしょうか…!