studioPkids

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だのstudioPkidsのレビュー・感想・評価

3.0


映画作品としては
色々と実験的でいい
邦画ももっとやればいいんだ
こんな感じのこと

やはり日本では製作環境が整っていないよね
運良く賞獲った監督も
次はコケられないので、よってたかって名作にでっちあげられたりする
それほどでもないのに

そんな環境下で挑戦するって
凄くエネルギーを使うんだろうな・・・

東京舞台な割には
かねてより散々描かれ続けた東京でしかなかったのはややガッカリ。
その東京ならこの目で確かめられる。
お金払って観たいと思う東京ではなかった。
ウルトラセブンとかでも同じニュアンスで描かれてるよ。

しかしそれを補って余りあるセリフの数々は
とってもシャレていたなぁ

私が10代から20代へと浮かれまくってた頃、
日本は今よりもとてもお金を持ってて
今よりもえげつない職業差別がありました。
3Kなんて言葉があったなぁ
私はそんな中
上と感性が合わず、門中のデザインスタジオをクビになり
やむなく
チャンスを待ちながら5K位のキツめの仕事してましたが
本業の給料は全額貯金出来るほど
副業で儲けていました。
使っても使っても増え続ける貯金。
毎晩、呑み歩いてましたっけね。

キャバクラ
バー
スナック
居酒屋…
そんなトコにいる女性は
それこそヤれるか、ヤれないかの基準しかなかった。

そんな中でも
そういう場所で知り合って結婚までいくカップルもしばしば。

そこで気付くんです。
仕事なんてどうであれ
出会いは星の数、
学歴格差があろうと
貧富の差があろうと
運命の出会いは平等に存在するってね。
スナックでやむなくバイトする
女子大生の女の子は
中卒の、自分の名前をアルファベットで書けない肉体労働者がさらっていった。
出会いは星の数なんだよね
だから
美香と慎二みたいなカップルは散々見てきた。
底辺みたいに描かれているが
彼らが力みなく幸せなのも知っている。

だから
外を歩いていてカレーの匂いや
お風呂の匂いがすると
とても幸せな気分になる。

おかげで
ハジけて全財産失って首吊らなくて済んだって思ってる。
’`,、(’∀`) ’`,、


まだやってるのかな?

色々と感じとって貰いたい一本です

どうかご観賞くださいな。