最果タヒって名前しか知らなかったけど雰囲気は掴めた。刺さるセリフもあるといえばある。余韻のある作品だとは思うが、映画として突き抜けた何かを期待するにはやはり威力に欠ける。原作(詩?)を読んでみようという気にもならなかった。
東京はしんどい街です。亀はともかく、「東京」に来る選択をしたのは誰しも自分のはず。窮屈なら故郷に帰るなり、必死で足掻くなりするべきなんじゃないのかなぁ…。「東京に居るだけ」の人が多過ぎてみんな鬱鬱とし、元から東京に住む人間をも巻き込んでいっていくようなスパイラルをいつも感じていたりします。
モヤっと終わる作品は嫌いではないけど、それが自分を取り巻くリアルな現実に重なるとどんよりしますね。なんか堪えました。