ザワ

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だのザワのレビュー・感想・評価

2.5
自分用メモ。


建設現場で働き、左目が見えないシンジ。
昼は看護婦、夜はガールズバーで働いてるミカ。


難しく感覚的にしかつかめなかった。
一番なにを伝えたかったんだろう。

○シンジのうるさい感じは、コミュ障というかうまく自分の気持ちを言葉にできないのかな。
喋ってないと不安って指摘もされてたけど。
後半はほぼ無口に黙ってた。なぜ?

○トモユキは友達と呼べる?
嫌なやつにしか思えなかったが、彼が死んで悲しいのか、悲しくないのか。
結果的にミカとの関係ができたわけだし...


○お互いに、元カレや昔片思いしてくれてた人と再会したがそれがなにをもたらした?



●言葉がオシャレだと思ったら詩集が原作だったのか。
・お元気ですか?生きていますか
・恋愛は、誰かの元カレだったのと、誰かの元カノだったのが性懲りも無くくっついたり離れたりすること
・恋愛すると人は凡庸になる

どこか自分の中に刺さった言葉。



●周囲に染まらないと、生きづらい
自分らしさを保って、正気でいることは難しい。
愛のない都会では透明にならないと生きていけないのかな。
自分は元々東京育ちだからそれが当たり前に感じてるが、地方の田舎は違うのかな。


●不器用=うまく染まって生きられない
大人になって染まってる風に見せるスマートさは覚えたが、本心では全然違う。
本当はもっと傲慢だし。
でも自分は染まってる、演じてる方が楽しいと思えてる。
ほんの少しの誰かが本当の自分を知っていてくれればそれで良い。


●生きるってなんだろう。
何のために働いて、稼いで、生きているのか。
目標・どうなりたいかというのがフワッとしてる人には刺さるのかもしれない。
自分はまだ若くガムシャラだから今きてる球を打ち返すのに必死だが、この先にそう思うことがあるのかもしれない。


●自分は孤独を感じる時がある?
それはないけど、漠然とした不安、嫌な予感がすることはある。

身近な人の死や、別れがどうしようもなく寂しいのはすごいわかる。

でもざまあみやがれって感じで、もっと単純に生きた方が楽しいんだろうな。


●池松さんや石橋さん、最初は地味な二人だなあと思ったが、だからこそリアルという見方もあるか。
池松さんの変わり者っぷりは、こういう人実際に、いそうでいなさそうでいるっていう。
そういう演技はうまかった。
大事なセリフは重さを持たせて欲しかった気もするが。


淡々と日常を描く作品は、今は自分は退屈に感じてしまうな。
やっぱり結果的に自分的にはあまり刺さらなかったかな。
ザワ

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