若大将オーウェン

一晩中の若大将オーウェンのレビュー・感想・評価

一晩中(1982年製作の映画)
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夜の帳を映してるのがすごい。本当に夜。これこそ映画館で見なければいけない。
台詞も断片的だし、解説にも書いてあったがキャラクターは匿名的で誰が誰だか分からないので観客が読み取るタイプの映画。

でも人のせいにするが、なんか客席で光はずっと定期的に点滅してるし、隣の人はポテチを食い出してあまり集中できなかった。

画面の奥に消えていくカットが多いのと踊ってるところ、グラスが同時に倒れるカット、嵐が来て上から見てるカットが印象に残った

あとは明け方タイプライターを打ってるおっさんが正面を見てこちらを見た時、なるほど一晩中覗き込んでた我々を見返して終わるなんてゾッとさせるな!と思ってたらその後も結構映画は続いた