くらげゆらゆら

ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女のくらげゆらゆらのレビュー・感想・評価

4.2
冒頭フィクションで、脚色されていることは承知の上で観ろとのことで、心して拝見。

そもそも日本のアジア統治時代の事を、ほぼ学習せずにきており、中国王朝とのことはラストエンペラーで知った始末。そんなわけで、朝鮮王朝とのことも本映画で知りました。

心して観たが、亡命部分の脚色はともかく、徳恵などのノンフィクション登場人物を学べただけでも、観た意味があった。
歴史に翻弄された多くの人々の存在すら知らずにいた。

10分後には追いつきます。本当にあとちょっとのところで、お迎えには行けなかった。それでも章漢は、高宗に言われた事に忠実で、何十年も何十年も徳恵を守り続けようとしていた。
徳恵の心神喪失部分は、朝鮮時代からあったもののようだが、映画の中であったことだけでも、十分病んでいく要素あり。


悪党ハンのような人が、当時の朝鮮にも沢山いたのでしょう。自国を売って要領よく生き抜いてしまう人達。その狭間で生き抜いたプリンセス徳恵が、朝鮮に帰れた時には涙なしには観られませんでした。