1960年代のNASAを舞台にした実話をベースにしたストーリー。黒人差別を描いた映画としては比較的ライトで、身体的な苦痛を伴うシーンはなく、安心して観れる。とても優秀な女性３人が理不尽な環境にもめげずに、その能力を開花させ、黒人差別が当たり前だった環境そのものを改善させるきっかけを作ると同時に、３人それぞれの立場で大活躍する痛快なお話。でも、これだけ痛快な成功例は現実には稀で、多くの黒人は当時、理不尽な環境の中で生活せざろう得なかったんだろうなぁ、とふと思った。だからこそ、キャサリンたちのように本当に優秀な黒人が勇気を持って声を上げることにより、周りを少しづつ動かしてきた、こういう事実の積み重ねが結果として歴史を大きく動かしてきのでは、と感じた。白人至上主義の人たちに是非観て頂きたい映画。
