とても良かった。
黒人差別、女性蔑視が蔓延っている時代。
NASAで働く3人の黒人女性をピックアップした実話。
1人は、ずば抜けた計算能力を武器にした。部署内での差別、非白人用トイレは部署から800mも先にある。そんな過酷な環境でも武器を磨き続けて、本部長のメガネにかなった。本部長は時代の先をいく考えがあり、NASAに必要なものがわかっていた。白人専用トイレの立て札壊した姿はかっこよかった。
もう1人は、非白人の部署をまとめる役。先見の名があり、IBMへの着手を部下と共に進め、見事自分達が必要とされるものを勝ち取った。どの世界でも、先を見据え必要とされる人材になることは素晴らしい。
最後の1人はメカニック。
黒人初の白人大学校での専門分野を学び見事にNASAでの優秀な存在になったと。何事も前例が必要な世界。自分が前例になると諦めずに挑む姿勢には力強さを感じる。勧めてくれた人が白人なのもすごいよなぁ。
こーゆー映画ってメインとなる議題、詰まるところ今回は非白人の辛さとかを悲劇的に描くもんだけど、ここにはその悲劇性とかを出さずに、現実を知らしめる映画の凄さがあった。
いるんだよなどこにでも、そんな目に見える問題を問題と思わない人たちが。
所々、人の温かさを感じる作品でした。グレンパウエルさんもお久しぶりでした。