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ドリームのすずのレビュー・感想・評価

ドリーム(2016年製作の映画)
3.0
彼女たちには"先"が見えている

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アメリカとソ連が宇宙開発競争をしていた頃。NASAのマーキュリー計画に貢献しようと奮闘する3人の女性を描いた実話。

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3人それぞれの話がどれも黒人であることに誇りを持てたり、働く女性に勇気をくれる。

キャサリン・ジョンソン
計算なら彼女にお任せ。黒人ということが彼女の足を引っ張ろうとも走る、走る、走る🏃💨何で走るのかは映画を観ればわかります(笑)彼女の計算は今時点ではなく、先を見越している。頭の回転が速い人というのはやはり凡人よりも一歩も二歩も先が見えているんですね。だけれどなかなか自分の仕事をさせてもらえない彼女。何でもかんでも「白人用」「非白人用」と差別されていた時代。キャサリンだけでなくドロシー、メアリーも黒人であることが足枷となって身動きがとれなくなります。見所は何と言ってもずっと沈黙していた彼女の悲痛な叫び。その後の上司の行動にも涙、涙😢ケビン・コスナーがイケテます😍

ドロシー・ヴォーン
人による手計算で行われていた作業がIBMの登場でお役御免になることを見越し、計算チームにプログラミングを
するよう働きかけます。IBMを動かす人材育成へとシフト。黒人たちは安い給料でも雇われなければ生きていけない。彼女は仕事がなくならないよう先を見ていた。しかも自分だけでなく仲間のことも考えて。リーダー・管理職に相応しい人物でした。

メアリー・ジャクソン
エンジニアになる夢のため、資格を取ろうとするも黒人であることが彼女の夢に影を落とす。それでも負けない彼女は先を見ていた。

何かのために頑張る人へのエールとなる作品。盛り上がりはそれほどないけれど、彼女たちが魅力的で、少しの笑いもあって見応えありました。
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