2017年は割りと劇場で多くの映画を観たのだけれど、
観終わった瞬間に「今年一番はこれや!」というのが
なかなか無かったのです。
ですが、ですが!
来ました!2017年一番!
『ドリーム』
ありきたりな題名ですが、これは邦題で擦った揉んだがあった結果。
ま、正直邦題はどうでも良いです。
アメリカ初の有人宇宙飛行計画に携わったNASAの黒人女性たちの知られざる物語。
しかも実話を元にしたというのがポイント。
舞台は黒人差別がまだ根強く残っている1960年代のアメリカ南部。
黒人で女性という当時としてはとてつもないハンディキャップを
主人公たちがどのように乗り越えていくのか?
詳細はまだ観ていない人のために差し控えますが、私個人としては
ケビン・コスナーがトイレの看板を壊すところから涙が止まらなかった。
心を揺さぶられるシーンがいくつもあり、観ている途中から
「これ良い映画だなぁ」
と何度も心の中で呟いてしまうポイントが多いのですよ。
もっとたくさんの人に観て欲しい作品ですが1日1回の上映とかなのが惜しい。
「ラ・ラ・ランド」なんかは前評判で持ち上げられすぎてハードルが
高くなってしまいそれを越えられなかったのですが
こちらはそれを軽々と越えてしまった。
関連作品として同じ宇宙開発黎明期を描いた「ライトスタッフ」「遠い空の向こうに」も
観ておくと良いと思います。特に「ライトスタッフ」はマーキュリー計画の表舞台を描いた
本作と密接に関係のある作品なので(長いけど)お勧めです!
あ、「遠い空の向こうに」は個人的な好みです。
いやぁ、良い映画は本当に心を豊かにしてくれますなぁ。