KATO

ドリームのKATOのネタバレレビュー・内容・結末

ドリーム(2016年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

黒人というだけでなく、女性であるということでも差別を受ける。
体力という面では、確かに男性よりは劣ることもある。でも、何事にも例外はあるし、男よりも賢い女だって間違いなくいる。

黒人であるという立場にいても、必死に与えられた仕事をしたい!役割を全うしたいと働く3人に脱帽。ところどころロマンチックだったりするのも、ちょうどよくきゅんとできた。
プロポーズの場面では、一緒に泣いてしまったし、君が学ぶことを止めないよ、と膝をついて応援してくれる夫の姿に号泣。
でも一番、ぐっときたのは黒人用トイレを壊すシーン。白人だろうがなんだろうが、その人の能力だけを見て外見のことを気にしていなかったんだということに説得力が出て、いつの間にか頬が濡れていた。
最後、それぞれのその後の人生が語られていて、認められたんだ、と思うと嬉しくて仕方がなかった。少しずつ、認められる世の中になってきたのは、こういう女性たちが自分の持つ能力を出し惜しみせず、発揮するために頑張ってくれたから。
仕事を頑張りたい、女だからという枠組みから外れたいと常々思っている。少し、彼女たちのようにまっすぐに前を見据える勇気をもらえた気がする。
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