このレビューはネタバレを含みます
３つの話が同時進行。
一つ目が、田舎へ旅行に行くの巻。マックスがリアムを心配するも、そこでの出会いで自分に自信を持つ。
二つ目が、ネコ屋敷(部屋)で猫に化けておもちゃ奪回するの巻。
三つ目が、スノーボール、ヒーローに憧れて、サーカスからホワイトタイガーを救出の巻。
話を分割させることで各キャラクターを均等に登場させている。その分、前作のような街を大冒険する冒険活劇的な、話の統一感は少ない、と感じた。主人公の手番も少ない。
場面転換も激しく、子供には解りづらいか。でも、案外ストーリーは関係なく単発のエピソードを盛り沢山に見れるから、楽しいし、それでいいのかも。
後半の３つのお話をくっつけ方が上手くなく、この辺りはピクサーに劣ると思ってしまった。虎逃がして猫屋敷に、の展開は読めてたし解決になってない。ラストにリアムが関わらないからか、成長したマックスへの感情移入が弱い。つまりカタルシスも少ない。
以下気になったところ
●野生の言葉がわからないという設定。深読みではあるが、人種差別を連想。同じ動物たちの中で区別をつけてしまったのは、今後のシリーズ展開があった場合、この制限は自分たちの首を絞めたんじゃないか。
●日村のキャラがいい。だけど、今回活躍しない。
●スノーボールの扱いの良さ。
ギャップがキャラクターの人気を作る。
