これは期待してたより好みの作品だった。
アクションに頼らない、心理戦、暴力とエロで魅せるスパイ映画。
地味だし145分と長尺ながら、全く集中力が切れずに観ることができた。
何を着ても何も着なくてもエロいジェニファー・ローレンス。文句なしに彼女あってこその作品。
得体の知れない叔父にマティアス・スーナールツ。この人前からロシア人ぽい顔だと思ってたので、勝手に納得の配役。
良いアメリカ人オーラをがんがん出してくるジョエル・エドガートン、見てるだけで迫力負けしそうなシャーロット・ランプリング、ピリピリと効いてくるジェレミー・アイアンズも、みんなとてもよかった。
セルゲイ・ポルーニンだけは、せっかく彼の持ち場にいるんだから、もう少し…もう少しだけでいいから踊るところ見せて欲しかった…！
女スパイの育成学校の様子はこないだ韓国の「悪女」を観たばかりだったので、比べてみたらこれまた面白かったです。どっちも絶対入りたくないけど。
言葉より雄弁に語るもの。そんなロマンチックさを感じたラストシーンは大好き。
