Taketo

レッド・スパローのTaketoのレビュー・感想・評価

レッド・スパロー(2017年製作の映画)
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観客がすすり泣くぐらい妥協のない演出に意表をつかれたスパイ映画でした。
長尺なのは知っていたので、むしろその分濃密なストーリーを期待して見に行きました。序盤のスパイを要請する学校の非人道的で不快な女性の扱いを見せるシーンは他の映画ではあまり見たことが無いように思いました。胸糞悪いですが、でもスパイを要請するってそういう事だよねと言った感じです。またラストの伏線回収なども鮮やかで楽しめました。しかし中盤は少し怠くなってしった感じは否めないです。

僕として気になる点はロシアのお偉いさんの前で踊るようなバレリーナはスパイには任命できなくないか?と言った根本的なところです。メディアにも取り上げられたことがありそうな人が偽名を使ったところで簡単に名前がバレてしまいますし、実際ジョエル・エドガートンにすぐバレていました。
また最終的にはジェニファー・ローレンスの思惑通りに行きますが、序盤はそこまで賢く見えなかったというところと、ジェニファー・ローレンスとジョエル・エドガートンの2人は何故そんなにお互いを好きになっているのかがピンとこなかったです。
あと昔は気にならなかったのですがやっぱみんなが英語を喋ってるのおかしいかなと思います。
ジェニファー・ローレンスは振り切っていてカッコイイですし、ジェレミー・アイアンズは渋すぎます。
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