蛇らい

レッド・スパローの蛇らいのレビュー・感想・評価

レッド・スパロー(2017年製作の映画)
1.8
主人公にどんな過去があったのか、どんな環境で育ったのか、自分を取り巻く人間関係など人物像を作る要素がまるでないので感情移入が難しいし、行動に根拠を見出せない。

利用された悲しみ、怒り、やるせなさみたいな表現も「私、やる気ないですよ」アピールのみでほぼない。殺されない程度に頑張るだけ。

バックボーンが薄いせいで、心理描写のみで乗りきろうとしてもハラハラしないし、次の展開も気にならなかった。

たぶん、今年映画館で観た中でワースト。去年の「アトミック・ブロンド」がどれだけ素晴らしい映画だったかが身に染みて解った。
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