アむーレ

ウエストワールドのアむーレのレビュー・感想・評価

ウエストワールド(1973年製作の映画)
3.6
人間そっくりのロボット(アンドロイド)がキャストとして居りウエスタン、中世ヨーロッパ、ローマ帝国時代をリアルに体験できるテーマパークでロボットの故障・暴走が起こり、パーク内がハチャメチャになってしまうというストーリー。

今となっては現実的にAIという言葉は人々の耳に聞き慣れ、将来AIがこのまま進化した先には人の仕事は奪われAIに管理され立場が逆転してしまうのではないかと危惧されている。
注目すべきはこれは1973年の作品であること。
この未来的な発想を50年前に映像化している点は興味深い。

こんなテーマパークが本当にあったら楽しいだろうなと感じられた反面、AIを制御できなくなったときの恐ろしさが感じられました。
監督のマイケル・クライトンはのちにジュラシックパークの原作者に。
銃使いがどこまでも追ってくるシーンは、あの危機迫り息をのむジュラシックパークの緊迫感と共通するものがあり、まさにその原点ともなる今作でした。

人間とアンドロイドが見分けつかないほど精巧に出来てるって怖いね。
疑心暗鬼になってしまう…

音楽が地味なのと、ところどころ感じるチープな演出、テンポが悪く間延びした感じがしてしまうのが少し残念だったけど、コンセプトとしてはとても面白かったです。
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