日活ロマンポルノ・リブート企画のうちの一作。
園子温監督作品であるが、やや奇をてらい過ぎのようで、スベッてしまった作品。
タイトルが「アンチポルノ」なので、ポルノを描かないのかと思ったら、そんなことはなかった(笑)
絵を描いて、その絵を見ながら小説を書くという芸術家の若い女、そして秘書らしき女(あの筒井真理子が演じていてビックリ!)。
しかし、途中、そのカラフルな空間で描かれている女のハダカ物語が撮影だと判る。
すると、芸術家の女と秘書女の立場が逆転する。これは少し驚いた。
でも、この園子温監督の作品はロマンポルノの世界に似ても似つかぬ世界を描いてしまっており、日活ロマンポルノのリブートから完全に逸脱している。
魂が、全然別の方向に行ってしまった残念作。