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愛の世界 山猫とみの話のseapony3000のレビュー・感想・評価

愛の世界 山猫とみの話(1943年製作の映画)
5.0
ひと言も口をきかない問題児デコちゃんが更生施設でも居場所はなく、飛び出した山の中ではじめてひとり微笑みをみせる。夜の山の恐ろしさ→山小屋発見して囲炉裏にかかった鍋の雑炊をかき込む。どんな家主出てくるのかと思ったら…留守を守るめんこい坊主兄弟。人懐こい男児のおかけでいきなり打ち解けるデコちゃん。施設の不良との取っ組み合いや森を駆け抜けたり牧場の馬を乗り回したりキノコ獲ったり…さまざまなアクション・表情に胸いっぱいになる。父の帰りが待てずグズる子のために、幼少時に教え込まれた軽技を披露する場面がまた泣ける。村の捜索隊と鉄砲抱えた子らの父に追われて思わず気絶するのは先生のほう。鍬を振り下ろす女子らの間を駆け抜けるデコちゃんの笑顔…
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