コウ

オペレーション・クロマイトのコウのレビュー・感想・評価

2.8
あまり予備知識無く鑑賞、てっきりB級戦争モノかと思いきや…朝鮮戦争が勃発、徐々に劣勢を強いられた国連軍の起死回生を賭ける作戦を導くために北朝鮮軍にスパイとして送り込まれた韓国諜報部隊のサスペンスアクション大作でした。

日本ではほとんど話題に上がりませんでしたが後で調べたら韓国内では700万人以上を動員しメガヒットしています。
この700万人という数字は「1987、ある闘いの真実」の720万人に肉薄、「インサイダーズ/内部者たち」とほぼ同じ、そしてあの「哭声」や「犯罪都市」をわずかに上回る動員数だったという事で少し驚きです。

あまりに一方に肩入れし過ぎる描写で戦争ドラマとしてもアクション映画としても決して良い出来の作品とは思えませんが、北朝鮮を敵の対象として描く映画は今の韓国ではヒットしやすいという事でしょうか。そう思えば時代は違えど両国の緊張状態とその中で育まれる禁断の友情を描いた「JSA」とは同じヒットでも随分中身が違うなと感じますね。何か観ていて複雑な新境になる映画でした。

リーアム・ニーソンがマッカーサー司令官を演じていて、意外にしっかりと要所要所に登場してます。

制作費もしっかりかけられていて、まぁそこそこには見所もあるかなぁ、でもしばらくしたら観たの忘れそう、
そんな感じの作品でした(汗)
コウ

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