自動車でトンネルを通過中にトンネルが崩落して閉じ込めれ、35日後に救出されるまでのお話。救出されて感動、お涙頂戴物ではない。
時間の経過で風化していく世情、誰かのセイにしないと済まない民衆、所詮他人事、など、人間のエゴ汚い部分を前面に押し出しているところがこの作品の売り。
開始7分でトンネル崩落生き埋めになるという、超スピード展開。
ストーリーの主軸に入るまで30分、1時間掛かる洋画作品が多い中、これはビックリ。それによって生き埋めの極限状態の描写と、外の人間模様が濃くたっぷり描かれている。
決して韓国の国民性を風刺しているのだろうが、日本も所詮一緒、そして自分も。
事件、事故を刺激的にドラマチックに伝えようとするマスコミ、そしてそれを求めてしまう民衆、スピード感が感じられない政治、まさに今の日本。
人間の汚い部分を描くのがウマイ!韓国映画面白い!