法廷実話もの、イギリス編。
ホロコーストはなかったと主張するアーヴィングが、それを批判した主人公リップシュタットをイギリス王立裁判所に名誉毀損で1996年に提訴した裁判。
2000年4月11日に判決が下されたその行方は?
これまでアメリカの裁判の映画ばかり観てきたので、法制度の異なるイギリスの裁判は、比較すると興味深かったです。
特にアメリカは陪審員の評決で有罪か無罪が決まるのに対してイギリス王立裁判所は判事の判決によるところでした。
映画も、アメリカは、素人の陪審員に劇的にアピールする検察、弁護士、原告、被告のパフォーマンス大会で見栄えがするのですが、玄人の判事に地道に資料を積み重ねて静かにアピールするイギリス王立裁判所では、知的ですが絵的には地味です。
ただイギリスでは判事も弁護士もかつらをかぶってたのがユニークでした。
ロンドンを主に舞台とした映画、街並みはきれいでしたが、やはり美味しい料理はお見受けしませんでした。