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否定と肯定のaoiのネタバレレビュー・内容・結末

否定と肯定(2016年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

2018年1本目。
名誉毀損からホロコーストの存在証明を問う裁判になる実話を基にした映画。
原告のアーヴィングの理論が弱いため、法廷劇という感じではない。事実を捻じ曲げ、嘘を真実と信じ込み、声高に叫ぶ人間は、判決の正当性すら否定する。裁判は心理的な満足感を得るための場ではないという劇中のやりとりがラストで身に染みた。
最後まで胸糞悪いやつだったアーヴィングは、後にアイヒマンの裁判録を読みやっとホロコーストの存在を認めたそう。

表現の自由はあっても、”嘘と説明責任の放棄だけは決して許されない”
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