まー

否定と肯定のまーのレビュー・感想・評価

否定と肯定(2016年製作の映画)
3.5
史上最大の釣り針。
イギリスの司法制度を利用した壮大な釣り針を見事にかわした弁護団が見事。

これ邦題がミスリードですよね。原題のまま「否定」でよかったんじゃないかな。
ホロコーストの存在を争う裁判でもなければ、それが主題の映画でも無いので…そこしか見えてない人はアーヴィングのような人間やフェイクニュースに踊らされる人なんだと思います。

なんといってもティモシー・スポール。素晴らしかったです。これオスカーものでしょう。あとはトム・ウィルキンソンは安定の名演。アンドリュー・スコットa.k.aモリアーティの有能っぷりもかっこよかったです。ダイアナとの逸話、好きだなぁ。

残念だったのがレイチェル・ワイズ。いや、素晴らしい女優さんなのですが、感情がもろに表情に出るというか、そこが魅力の役者さんじゃないですか。それがトム・ウィルキンソン率いる冷静な弁護団のかっこよさ対して、すげームカついたという。笑
ジェシカ姉さんの方が絶対ハマってたと思うんだけどなぁ(個人的な好み)

表現の自由、言論の自由について。
まあその通りなんですよね。何言ってもいいけど、ウソと説明責任から逃れることは許されない。
とは言っても、私はバカと釣りは完全スルーが一番だと思ってます。
まー

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