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すみれは、ブルーのtunicのレビュー・感想・評価

すみれは、ブルー(1986年製作の映画)
5.0
野生馬のイメージと重ね合わせているのか、この映画のシシー・スペイセクはとにかくよく走る、動く。ヨットレース中に海風になびくポニーテールも素敵だけど、元彼ケビン・クラインの家に招かれたときの徹子とおなじタマネギヘアに襟をたてた麻のジャケット姿が素晴らしくて、いつか真似したい。「成り行きを選んでいくのが人生」どんなに魂が結びついた者同士であっても、それぞれが選んできた道が重ならなければ一緒にはいられない。空港でのやたらあっさりとした別れのあとに離陸していく飛行機からみえるのは、ビーチを駆ける野生馬の群れ。これまでもそうだったように、一人で自由に駆けていくのを畏れることはない。
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