めんつゆ

牝猫たちのめんつゆのレビュー・感想・評価

牝猫たち(2016年製作の映画)
2.9
三人のデリヘル嬢が、それぞれで人生の虚しさを感じながら日常を過ごしていく中で、それぞれの顧客となる男性との接触をきっかけに彼女たちが心のどこかで刺激を求める様子が描かれているのですが、顧客の男性たちも同様にどこか人生に満たされていない感じで、双方の心の隙間を埋めるための手段として、セックスという非常に人間の本能的な行為に解決を委ねる様が、すごく動物的で、また、そこに何らおかしさを感じない点に関して、自分も人間という動物だからなんだろうなぁと感じました。それぞれの心の隙間がそれぞれの形で本能的にセックスに至っていく流れが、人間を捉え切った美しい展開だったと思いました。
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