はる

君の名前で僕を呼んでのはるのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
3.9
終始キレイな映像と音楽で綴られた、17歳の少年のひと夏の恋物語。
男性同士が愛し合うストーリーだけど、イタリアの景色に溶け込んでいて、違和感なくて、性別なんて全く感じさせない自然なものでした。

エリオの両親がまた素敵。
エリオの気持ちの変化をちゃんと見抜いているけど、気づかないふりをして距離を置いて見守っている。
17歳のエリオにはそれくらいの距離感がいいんだろうな。
オリヴァーが帰国して悲しんでいるエリオにお父さんが声をかけてあげるところもジーンときた。

この両親は教養があって友人も大勢いる。
色んなタイプの人々を別け隔てなく自宅に招いている。
こういう事が本当の『豊かさ』なのかなって思った。

オリバーの言葉どおり、こんな家庭で育ったエリオは本当にラッキーだったね。
はる

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